最近の服って小さくない?
痩せたら何もかもすべていくという幻想の正しさ
時として、私の中にある「幻想」というフォルダが「正しさ」というフォルダ名に書き換えられてしまうことがある。
そして一度書き換えられると、そのフォルダはずっと「正しさ」であり、私の中で絶対的な権力を手に入れる。
私は太っている。「えー痩せる必要ないよ」と友人知人に言われるレベルで太っている。でもファストファッションのMサイズの服を買えば若干きつい時があるし(ローリーズファームのMサイズはでかい)パンツを買えば太ももの生地パンッとはるからデブなんだと客観的に自覚できる。
Q.痩せていることが美しさのすべてなのか?
A.「私に限っては」そうです。
言うまでもないけど他人が太っているのはどうでもいい。知らん。むしろ痩せている子の方が劣等感を刺激するから気になるくらい。
痩せていなければ、、、
・可愛い服が着れない
・ヒールで歩き回ると足が超絶痛くなる
・「こいつも私のことデブスだと思ってる」と卑屈になって男性とうまくしゃべれなくなる
・モデル体型の美人とすれ違うと死にたくなる
・食べるたびに罪悪感がある
・食べ物を憎むようになる
・・・分かってる、すべて「太っていること」を理由にして自己成長から逃げていることも。やらないことに対する言い訳は得意。でもね、それで「お前はデブだ!ブスだ!」って暗示を心にかけ続けていると、本当にすげぇ嫌な人間になっていきます。
まず自分を大切にしなくなる。デブということで私の価値が下がるわけだから、自分に対して100均で買った歯ブラシくらいゾンザイな扱いをする。すると人生がどんどん色あせていくんです。
痩せていればもっといろんなことが楽しめた。
物心ついた時から、いつも思ってた。痩せていれば彼氏もいたし、堂々とできた。でも痩せたなかった。デブなことに対するストレスで過食嘔吐にもなった。
最近は吐いてないけど食べまくっている。おかげでデブに拍車がかかっている。こんなんじゃどんどん自分のこと嫌いになる。そろそろブログを読むのがだるくなってきた人は、安野モヨコの『脂肪という名の服を着て』を読んでください。
15年以上、太っていることで悩んできて、痩せられないままだったのに、これからできるなんて思えない。いや、思えないけどそろそろ痩せられるようになるんじゃないかなと思っている。
デブは原罪(ただし私に限る)